こんばんは、アローです^^
そろそろ祖父母がいなくなる年齢になってきて、自分の親もいつ亡くなってもおかしくない年齢になってきました。
相続についての話は不謹慎に思う人が多いかもしれませんが、しっかり対策しておかないと、お金で揉めて家族が崩壊してしまう危険性があります。
というわけで、今日は相続についてまとめます。
相続税対策について
まず税金について。
相続税対策ってのは、できるだけ相続税を減らすための節税対策で、ほとんどの人に相続税はかからないかと思います。
なぜなら、相続税には基礎控除というものがあるからです。
相続税の基礎控除とは、
相続時の課税対象が、
3000万円+600万円×相続人の人数
だけ少なくなる
という仕組みです。
この金額までの相続については、税金がかかりませんよっていう制度。
例えば、遺産総額が現金のみで4000万円として、相続人が妻と子供2人の計3人の場合、
基礎控除額=3000万円+600万円×3=4800万円
となり、4000万円の相続に対して4800万円の控除が受けられるので課税対象額はゼロ。
つまり、相続税は全くかからないということ。
3000万円+600万円×相続人の人数
これだけの控除があれば、相続税がかからない家庭が多いと思います。
むしろこれ以上の資産は税金がかかるから残さないでくれ!って感じですねw
相続対策について
ここまで見たように、相続税の対策については、お金持ちのみが対象になるため、あまり関係ないように思います。
が、
相続対策ってのはほぼ全ての家庭に関わってきます。
遺産の総額が2000万円で相続税がかからないとしても、残された人らにとっては大きな財産ですよね?
相続人でどのように分けていくかってことを考えていくには十分な大金なはずです。
相続では揉めたくないですね、、、、。
理想の相続とは、下記のポイントを網羅しておくべきです。
- 故人の希望がしっかりと尊重されている
- 相続人全員が、お互いを思いやる
- 相続人全員が、納得のいく財産配分が実施される
このような理想の相続を実現するには、普段からのコミュニケーションが必須になってきます。
うちにはお金がないから相続対策なんか不要、って考えてる家庭は痛い目を見ます。
相続できる人は、法律で決まっています(法定相続人)。それぞれがどれくらいの割合で相続するかも決まってます。
法定相続人(割合)
子どもがいる場合:配偶者(1/2)と子ども(1/2)
子どもがいない場合:配偶者(2/3)と父母(1/3)
上記がいない場合:配偶者(3/4)と兄弟姉妹(1/4)
しかしこれは、法律上の決まりではありますが、あくまで目安です!
相続の優先順位としては
- 遺言による相続
- 分割協議による相続
- 法定相続(上記の法律上の決まりに従う)
となります。
自分は長男だから勝手に遺産もらえるだろうと思い込んでいる中で、介護でよく面倒を見てくれたから遺産は全て妹に相続する、なんていう遺言が残されていたらもう何も言えません。
期待してたはずの自分の取り分がなくなると、一気に揉めることになるかもしれませんね、、、、。
ただ、遺留分っていう制度があるので一概には長男への遺産がゼロになるとは言い切れません(遺留分:法定相続人が最低限の遺産をもらう権利)。
*遺留分を主張し始める相続は不幸になりかねないので気をつけましょう
相続の話をするのは、気が早いと親から怒られるかもしれませんが、もし相続が発生した時に残された家族が揉めないように早いうちからみんなで共有すべきです。
もし亡くなる人が相続について全く考えてなかったら結構やばいです。病気などで正常な判断ができなくなっていたらもっとやばいです。
親に相続の話をすると初めは怒られるかもしれませんが、相続とうまく関わることができれば、逆に家族の絆をより強固なものにできる素晴らしい機会になります!!
相続の話題をきっかけにして家族の絆を強いものにしていきましょう^^
家族みんなが納得できるように今から話し合っていこう、って親に話すことは不謹慎でもなんでもなく、むしろ親孝行になるのではないでしょうか。
理想の相続ができる人は、
- 感謝の気持ちに満ち溢れている人
- 相続財産をアテにする必要がない人
- 自分のこと以上に親や兄弟姉妹の気持ちを大切にできる人
ではないでしょうか。
ちなみに私は、相続で揉めないように、この年末年始で親にエンディングノートを書いてもらうように依頼し、家族全員で話し合う場を設けようと考えてます。
親の親(私の祖父母)の相続については何も口出しする気はないのですが、少し揉めそうな気がしてきたので、自分の備忘録として相続のことを記事にしました。
それではみなさん、ご安全に!