こんばんは、アローです^^
人間は日々、自分に質問を投げかけて、その問いに答えながら次の行動を選んでいる。
例えば、翌日の起きる時間を決めるとき、「明日の朝、何時に起きる必要があるか?」と自分に質問し、「6時に起きよう」「なぜ6時なのか?」「なぜなら、朝イチで筋トレしたいから」、、、、というセルフトークを続けることになる。
普段は意識していないが、人間はこんな感じで、日々自分からの質問に答えながら、行動を選択している。
そのため、どんな問いかけをしているかによって、人間の行動は変わっていく。
さらに質問の内容によっては感情すらも変わっていく。
日ごろ、自分にどんな質問をしているか、ということを意識することは少ないと思うが、注意して観察することで、効果的な質問と不適切な質問の違いに気づけるようになる。
もし、自分自身の行動を変えたいのであれば、自分への質問を見直して、変えていく事が必要になってくる。
「コーチングの教科書」伊藤守著(アスペクト刊)引用
私たちは、質問というと、相手に対して投げかけるものだと考えています。
しかし、実は私たちは、ものを考えるときや何かを判断するときに、自分の頭の中で自分に対する質問を繰り返しているものです。
相手(たとえば部下)の能力を引き出すために質問するように、自分に対しても効果的な質問をすることができれば、自分の能力や可能性を引き出していく事ができるようになるでしょう。
自分に対しての効果的な質問をすることは、セルフマネジメントには欠かすことができないのです。
自分がどのように物事を考えているか、その様子を振り返ってみると、頭の中で自分に質問していることに気づきます。
つまり何かを考えるときというのは、私たちが自分自身と会話しているときなのです。あなたはふだん頭の中で自分とどんな会話を交わしているでしょうか。
「いつもうまくいかないのはなぜだろう」
「どうしてまた失敗してしまったんだろう」
または、
「次はどうやればうまくいくだろう」
「今すぐできることは何だろうか」
効果的な自問自答とは
他者への質問と同じように、自分への質問にも効果的な質問とそうでない質問が存在する。
自分にどんな質問を投げかけているのか。
その質問が、自分や部下、更には職場や会社全体の「結果」や「質」を決定することになると肝に銘じておくべき。
それほど自分への質問は大切。
ここでは自己質問の例を挙げておく。
■効果的でない自己質問
- なんでこんなひどいことが起きたのか?
- どうすれば自分が正しいことを証明できるか?
- どうすれば主導権が握れるか?
- 自分の縄張りを守るにはどうすればいいか?
- なんで負けてしまうのか?
- どうしてあの人はいつも周りをイライラさせるのか?
- なんであの人はいつもくよくよするのか?
■適切で効果的な自己質問
- 何をしたら上手くいく?
- 何に責任を持って考えればいい?
- 事実はどういうこと?
- 全体を考えたらどうなる?
- どんな選択肢がある?
- この件で今後役に立つことは?
- この件から自分は何を学べるか?
- あの人は何を考えているか?
- あの人は何を必要としているか?
- 今できることは何か?
以前、コーチングの記事でも書いたが、ここでもやはり前向きな未来肯定型の前向きな自分への質問が大切になってくることがわかるはず。
それではみなさん、ご安全に!