こんばんは、アローです^^
今日は、仕事における「提案」について。
新入社員や部下が育っていくためには、リーダーや育成担当からの「提案」が非常に重要な役割を果たす。
自分で考えて、自分から行動していくためにも、選択肢を広げるためのヒントとなるのが、上からの「提案」。
しかし、その「提案」が押し付けられたものだと感じてしまうと、人は素直に受け取ることができない。
折角いいアイデアを持っていたとしても、押しつけがましかったり、相手に考える余地が無かったりするような提案の仕方では、受け手は拒否反応を示してしまう。
ここでは、どのような提案が効果的で、どのようなことに注意して行う必要があるのか見ていく。
まず気を付けるべきポイントは、提案するタイミング。
「どうしたらいいでしょうか?」と聞かれてすぐに「じゃあこうすればいいんじゃない?」と提案するのは、教育の面ではいいタイミングではない。
まずは相手に考えさせる。
そのためにいろんな角度から質問を投げかけるのが先。
そのうえで新しい視点が必要だと感じたら、もしくは相手がそれを強く求めてきた時こそが提案するタイミング。
提案の効果的な伝え方と注意点
提案における5つのポイント
- Yes/Noの選択権を相手に与えている
- 許可を取ってから提案する
- 提案は1回に1つ
- 内容はコンパクトかつイメージしやすい
- 正論ではなくストーリーで伝える
1.Yes/Noの選択権を相手に与えている
提案したアイデアに対して、相手に選択権を与えていない場合、それは「提案」ではなく、もはや「指示、命令」となってしまう。。。
提案に対して、それを受け取った後、行動するかしないかという選択権は常に相手にあることを肝に銘じるべし。
たとえ提案したことが相手の行動に繋がらなかったとしても、提案に触発されて相手に新たな発想が生まれれば、それはかなりの前進になる。
2.許可を取ってから提案する
「ひとつ提案してもいい?」という一言で、一気に相手に聞く耳を持たせることができる。
3.提案は1回に1つ
一度に多くの事を意識することは、かなり難しい。
男は不器用ですから(男女問わず)w
これはどうか、あれはどうか、と相手にたくさんの選択肢を与えてしまうと、折角の提案なのにかえって混乱が生まれてしまう。
提案は1回に1つと決めて提案すべし。
4.内容はコンパクトかつイメージしやすい
「まぁこんな感じでやってみたら?」という抽象的な提案は受け取り手にとっては何をどうしたらいいのかイメージしにくい。
提案はコンパクトかつイメージしやすく。
5.正論ではなくストーリーで伝える
自分の提案に自信があればあるほど力が入ってしまい、普通はこうするものだとか、これが当たり前、とかの正論的な伝え方になりがち。
このような伝え方では、相手の拒否反応を生み出しがち。「確かにそうかもしれないけど、、、」みたいな感じ。
それに対して、ストーリーで伝えるということは、「こんな風に進んでいくように思うけどどう思う?」みたいな感じで具体的な事例を話すイメージ。
提案するタイミングとしては、相手によく考えさせるための質問をして、相手の自発的な気付きを促した上で、さらに新しい視点が必要だと思われた時が効果的。
「新しいことを考える」ことは大変なはず。
上司が代わりに考えてくれたり、アイデアを出してくれた方が、部下にとっては圧倒的に楽なはず。
でも、それでは部下が自分から考えて行動する芽を摘んでしまう。
※子育てに似ている気がする
自発的に動かず、上司から提案を受けることが前提になっている職場は要注意!
それではみなさん、ご安全に!