【仕事】フィードバックについて

こんばんは、アローです^^

 

今日は仕事において非常に重要な役割を果たす「フィードバック」について。

 

 

フィードバックとは

「フィードバック」とは、電気的には「出力(結果)の一部を入力側に返還すること」を意味している。それによって次の出力を調整することが可能になる。

例えばエアコンなどは、室温(結果)が設定温度を超えたとき、温度を下げるように指令を発し、逆に下がり過ぎると上げるように指令を出すイメージ。

同じように人間も、体温が上昇すると発汗してその汗が気化することで体温を下げようとしたり、などいろいろなフィードバックによって成り立っている。

 

フィードバックを受ける目的は、現在の自分の状態を明確に把握し、理想の実現に向けて軌道修正すること。

フィードバックは目標達成のために必要な情報であると捉えることで、いち早く目標到達の後押しができる。

しかし、人は、フィードバックを忠告や批判、ましてや評価だと受け止めがち。。。。

 

周囲からのフィードバックが無い状態では、人は目的地への方向を見失ったり、遠回りをしたり、挙句の果てには違う場所に行きついたり、路頭に迷う可能性がある。

とはいえ、フィードバックされた内容を全て鵜呑みにする必要は無い。

フィードバックはそれを受け取る側が、その情報を使うかどうかを選択することができる。

この「選択する」という立場が守られているかどうかが、「フィードバックをする」を成り立たせる条件の一つ。

 

 

上司は、部下の目標達成を支援する役割を担っている。

部下が達成したい目標に向かっているか、軌道がズレているか、ズレていればどれくらいのギャップがあるのかなど、フィードバックする機会はたくさんある。

では、フィードバックするにあたって、何に気を付けるべきなのか。

 

効果的なフィードバック

まず、フィードバックを交わす前提として、

  1. 伝える人が、相手がどのような目標を持っているか理解している
  2. 受けとる人が、目標達成のためにフィードバックを求めている

というポイントがある。

 

フィードバックのメリット(受け手側)

  • 自分がとっている行動や自分の状態を客観視でき、把握できる
  • 自分が他社に与えている影響や人間関係の中での自分の位置、あり方などが把握できる
  • 引き続き望ましい行動をとり続けるための勇気づけとなる
  • 望ましくない行動を修正する機会になる

 

 

フィードバックを効果的に伝えるためには、伝え方によって2種類に分類できる。

 

Youメッセージ

相手が取っている行動や状態を「あなたは○○です(相手を主語にする)」と伝えるフィードバック。

見えていたり聞こえている客観的事実を鏡のように相手に伝える方法。

伝える側の評価や判断が入らないよう、見たまま聞こえたまま伝えるのがポイント。

例:「君のレポートには実例が3つはいってますね」「先ほどの電話、ずっと笑顔だったね」

 

悪い例(評価や判断が入っている例):「君はくらい性格だね」「このままでは絶対うまくいかないよ」

 

Iメッセージ

相手からの情報を受け取ることで、自分がどのような影響を受けたかについて、「私は○○と感じました」といった感じで自分を主語に伝えるフィードバック。ポイントは、自分の責任で自分が感じでいることを伝えること。

例:「私はこう感じました」「君の電話対応を聞いていると私は気持ちが暖かくなるよ」

悪い例:「普通はこうですよ」「みんなそう言っています」←責任の所在が曖昧

 

フィードバック時の6つの留意点

⑴相手が必要性を感じていること

フィードバックは、受け取る側が自分で求めてきた時こそ、最も効果的になる。

相手が必要性を感じていなかった場合、おせっかいや大きなお世話と感じられてしまう。

 

⑵適切なタイミングであること

フィードバックは、相手が行動を起こした後、できるだけ早いタイミングでするのが有効。

普段から感じていることを年に一回の面談で一気に指摘するのは、相手ももっと早く言ってくれよ、と思うはず。。。

 

⑶行動の変容が可能であること

受け手がフィードバックを参考にして自身の行動を修正したりできる内容であることが大切。

 

⑷忠告ではないこと

「あなたは○○すべきだ」というような忠告は、相手に選択の自由が無いように思ってしまい、次にフィードバックを受けることに躊躇してしまう可能尾性がある。

 

⑸伝わっているかどうかの確認をすること

フィードバックが自分の意図したことと異なって受け取られることもあるので、どのように受け取られたか、受け手の言葉で言い換えてもらうと良い。

 

⑹時制に注意すること

過去、現在、未来の時制を明確にすることで、受け取りやすくなる。

 

 

 

部下からすると、上司からの最適なフィードバックってかなりありがたい。

今回は、フィードバックを伝える側のポイントを見たが、次回は受け手側のポイントを見ていく。

 

 

それではみなさん、ご安全に!

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