【仕事】マーケティング2 顧客第一の考え方

こんばんは、アローです^^

今日もマーケティングの勉強をしていきます。

 

マーケティングの歴史

戦後

戦後はモノが無い時代で、企業はとにかく生活必需品を生産しまくりました。

モノの絶対量が少ないので、モノをつくれば売れる時代です。

企業は生産設備の整備を重視し、生産指向のマーケティングが中心で、この時代は、より多く売るための生産や販売方法などについてはあまり考えられていませんでした。

 

高度成長時代

高度成長期は大量生産の時代で、生産設備の普及と技術力向上により、製品の種類や生産量が一気に増加した時代です。

テレビ、自動車、クーラー、冷蔵庫などは普及し始めた頃ですね。

企業は技術力を武器に製品を売り出していました。

この頃から、より多くを売るためにはどのような販売経路や広告活動をすべきか考えるようになります。

生産から流通までのマーケティングが発展し始めました。

 

現代

現在は低成長かつ成熟した時代です。

世の中にあるモノの量が増えきったため、高度成長期に比べるとモノが売れにくくなります。

この時代から、環境問題や消費者問題などが意識され始めます。

企業では顧客志向のマーケティングが進み、企業の社会貢献度の考えられるようになってきました。

 

 

顧客第一の考え方

顧客第一は半沢直樹で頭取も言ってますよね、企業の都合よりも顧客のニーズや満足が優先されるべきです。

高度成長期以降は、世の中にモノが行き渡って顧客のニーズが多様化してきました。

そのため、企業もそれぞれの顧客のニーズに合った製品を提供しないと売れなくなってきました。

顧客のニーズに合った製品をつくり、顧客の満足を得ようとすることを、顧客志向のマーケティングといいます。

顧客志向の考え方を持っている企業は、企業の都合よりも顧客満足が優先されます。

この顧客志向を徹底して、組織のマーケティングレベルを高めるための行動理念こそが、顧客満足といわれるものです。

 

しかし近年では、顧客志向だけでは不十分と言われ、顧客のニーズに合った製品をつくるとともに、その製品が環境破壊につながらないか、なども配慮していく必要があります

このように社会環境に目を向けて製品をつくって売ることを「社会志向」のマーケティングと言います。

 

 

さて、何となくマーケティングについて理解したところで、どの分野のマーケティング戦略に力を入れるかを考えていきましょう。

 

企業は常に、成長していく市場や売れる製品を探っていかなければなりません。

そのため、いろいろな事業及び製品開発に乗り出すことになります。

しかしその一方で、自社の得意分野に絞った、細かいマーケティングを展開しないと、今の時代の競争で勝っていくことはできません。

そのために、どのような市場に参入して事業を拡大していくのかという「成長戦略」と、競合他社に対してどのように優位性を確保するかという「競争戦略」を決めていかなければなりません。

 

顧客に合った企業活動

1、誰に、何を売る?

どのような製品やサービスを誰に売り、どのようにつくって販売するかの基本方針を決めます。

企業が長期的に発展するには、これから成長する製品、成長中の製品、安定した製品など、幅を持って考えていくべきです。

 

2、市場細分化

全体の市場の中で、比較的同じニーズを持つ人を選び、それぞれに異なったマーケティング活動を行うべきです(年齢、性別、年収、地理的要因、会社の規模、等でグループ化するイメージです)。

市場の地位(リーダー、チャレンジャー、フォロワー、ニッチャーなどに分けられます)を意識しながらマーケティングすることも大切です。

 

製品と市場の組合せでその製品をどこで売るか決まります。

既存製品、既存市場の場合、既存顧客が購入する回数を増やす、競争相手の顧客を奪う、未購入者を顧客として獲得するなどの戦略が挙げられます。

例えば国内⇒海外に進出していくのは、既存製品かつ新市場のパターンですね。

 

 

製品を見直して、製品の組合せ方を改善し、人・モノ・金などの経営資源の適正な配分を決める方法として、「PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)」があります。

 

PPMの考え方

 

a) 花形

成長性が高くシェアも大きいので、利益への貢献度がどんどん上がる部門。企業の成長のためには積極的に投資していくべき部門です。

 

b) 問題児

成長性は高いですがシェアが低いので利益への貢献度が低く金を食う部門。花形にも負け犬にもなる可能性があるので、この部門の扱いは慎重に検討しなければなりません。

 

c) 金のなる木

成長度は低いですがその分資金が不要でシェアも大きいため高い利益をあげることができる部門。稼ぎ頭であるため、ここで得た利益を成長度の高い花形や問題児に投資していくべきです。

 

d) 負け犬

成長度とシェアが共に小さい部門。この部門からは早期撤退すべきです。

 

 

投資でも言われていますが、企業としても金のなる木を見つけたいものですね。

 

 

それではみなさん、ご安全に!

 

 

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