こんばんは、アローです^^
今日は責任について。
そもそも、仕事における責任とは、自分が直面したことについて決断して、実際に行動を起こして、そのことに責任を持つということ。
アカウンタビリティとヴィクティム
うまく仕事をしていくには、「主体的に自ら進んで仕事や事業の責任を引き受けていく意識」や「一人ひとりが、自分の責任において考え、行動を起こす意識」が必要。
これを「アカウンタビリティ」という。
逆に、「自分で考えることなく、指示や命令だけに従って仕事や事業を引き受けていく意識」のもので仕事をしていては、組織やチームの目標を達成することができない。
これを「ヴィクティム」という。
チームや組織のリーダーは、アカウンタビリティ(自分自身の意識や責任感)を高めるとともに、チームメンバーの意識も同時に高めていかなければならない。
セルフチェックリスト
- 気になっていることがあっても「誰かがやってくれるだろう」と放置
- 「どうせ何を言っても無駄だ」と思って何もしない
- 「もともと無理だった」とあきらめる
- 自分の間違いを認めない
- 「やる理由」よりも「やらない理由」を探す
- 相手の行動が気になってもそのことを伝えない
- 「私はどうすればいい?」と相手に自分の行動を決めてもらう
- 叱られた時に言い訳からはじめる
- 知らないふりをする
- 自分の領域以外に関わろうとしない
- 「頑張っているのに周りに評価されない」と感じる
- 前回ダメだったからと言って行動しようとしない
チェックの数が多いほどヴィクティム(ダメな意識)の傾向が強い。
このチェックリストに一つもチェックが付かないことが理想。
ただ、そんな完璧な人間はおらず、チェックが一つも無かった場合は、正直にチェックしていない可能性があるw
アカウンタビリティを高めるために
組織やチームのリーダーに求められることは、常に選択して、行動し続けること。
優秀なリーダーは、たくさんの可能性から自分でよりよくなる対応を考えて、その中から選択して、行動する傾向がある。
もちろん、リーダーに求められるのはアカウンタビリティであり、常に選択し続ける必要がある。
アカウンタビリティに移行するための4つのステップ
1:現状の明確化
まず、今自分がどんな状態にあるのかを確認しなければならない。
どんなときにヴィクティムに寄るか、どんなときにアカウンタビリティに寄りがちかを把握すべし。
具体的には、今携わっている仕事について自問自答してみる。
・自分で決めてやっているか、それとも人から言われてやってるか
・自分の今の状態は周りにどんな影響を及ぼしているか」
2:ギャップの明確化
現状がわかれば、現状と望ましい状態(アカウンタビリティを発揮している状態)との間のギャップを明確にする。前述のチェックリストを参考に理想の状態を確認。
3:具体的な行動の決定
ここで大事なことは、「行動を変えること」。過去と同じ行動を取っていては、ヴィクティム状態から抜け出すことができない。小さな行動だったとしても、変化に向けて具体的に少しづつ行動を変えていくべし。下記の考え方を参照。
・できる理由を探す
・今すぐやる
・人にリクエストする
・言いにくい相手にも意見を伝える
・自分から他人にフィードバックを貰いに行く
4:障害と対策
最後に、今後もアカウンタビリティな状態であり続けるために、アカウンタビリティの発揮を阻害する可能性があることを明確にし、それを乗り越える具体的な策を決定する。
・障害になりそうなことは何か、どうやて回避するか
この4ステップを繰り返すことで、アカウンタビリティが発揮できる状態に移行することができるはず。
アカウンタビリティは一度身に付けたら完成ではなく、継続的、長期的、集中的に取り組む必要がある。
リーダーのあり方や態度は、チームメンバーのあり方、更にはチームの成果をも左右する。
リーダーは、発する言葉だけでなく、その時の表情やしぐさまで、細心の注意を払う必要がある。
チームをいい方向に導くために、まずは自分自身のアカウンタビリティを高めていくべし。
さらには、部下にも「あなたはヴィクティムですか?それともアカウンタブルですか?」と定期的に問いかけてみて、アカウンタビリティを高めることの大切さを常に認識してもらうことも大事かもしれない。
それではみなさん、ご安全に!