こんばんは、アローです^^
今日はいろんな内容を詰め込んだ記事w
まずは初めて出てくる「純資産」の勘定なので、借方貸方に注意!
純資産は、増加したら貸方、減少したら借方。
復習
貸借対照表B/Sにおいて、
・資産は借方(左側)にプラス、貸方(右側)にマイナス。
・負債、純資産は借方にマイナス、貸方にプラス。
損益計算書P/Lにおいて、
・費用はにプラスを借方(左側)に、マイナスを貸方(右側)に記入。
・収益はプラスを借方、マイナスを貸方に記入。
資本金
株式会社は、株主となる人から資金を調達することができる。
株式を発行して資金を調達した時は、資本金勘定(純資産)で処理する。
株主側から見ると、株式を買うことで配当金がもらえる。私が大好きなお金のなる木っていうやつw
会社から見ると、商売していくためのお金を調達しているという見方になる。
【例題1】次の取引を仕訳せよ
会社設立に際し、株式100株を1株につき@50,000円で発行し、払込金は当座預金とした。
【解答】
商売で稼いだものではないので、純資産を直接増やす(収益ではない)。
企業活動を行うための準備については、出資を受けるというイメージで資本金となる。
消耗品費
文房具屋印刷用紙など、企業活動において短期的に消耗する物品を取得した時は、消耗品費勘定(費用)で処理する。
なお、備品は金額が大きくてそこそこ長期的に持つもの。
【例題2】次の取引を仕訳せよ
①1本200円のペンを100本購入し、代金は後日払いとした。
②印刷用紙10,000円を現金で購入した。
【解答】
補助簿の問題
ある取引について、どの補助簿に記入するかを選択する問題が出てくる時があるので、その問題をフォローしていく。
どの補助簿も何かしらの勘定科目に紐づいているので、仕訳できれば大体の問題は解けるが、油断するとミスる可能性がある。
解き方をしっかりマスターしておくべし。なお、問題はどの補助簿を使うか丸をつけるだけ。
補助簿選択問題の解き方手順
①取引を仕訳する
②仕訳で登場する勘定科目に関連した補助簿を選ぶ
③勘定科目が有形固定資産の場合、固定資産台帳が関連する
④仕訳の勘定科目だけではなく、商品有高帳への記入が必要か判断する(商品の増減があるか)
ザーッと3級で出てくる補助簿はこれくらい↓
- 現金出納帳
- 小口現金出納帳
- 当座預金出納帳
- 仕入帳
- 売上帳
- 売掛金元帳
- 買掛金元帳
- 商品有高帳
- 受取手形記入帳
- 買取手形記入帳
【例題3】次の取引で記帳される補助簿を選択せよ(上記枠内の補助簿リストより)
①現金50,000円を当座預金口座に預け入れた。
②商品60,000円を仕入れ、代金のうち10,000円は小切手で支払い、10,000円は約束手形(当社振り出し、仕入れ先受取)を振り出して支払い、残額は掛けとした。
③当期に掛けで仕入れていた商品のうち、20,000円を返品した。
④当期に掛けで売り上げていた商品のうち、5,000円が返品された。
⑤備品500,000円を購入し、200,000円は現金で支払い、残額は後日払いとした。
【解答】
まずはサボらず仕訳して、解き方の手順通りに進めていけば解けるはず。
仕入勘定や売上勘定が出てきたら、商品が増減したことになるので、商品有高帳への記帳が必要になることに注意。
補助簿は主要簿と違って特にフォーマットが無く、会社ごとに自由に作成するものなので、補助簿を書けという問題は出てこない。
その代わりに補助簿選択問題が出てくる感じ。
ちゃんと仕訳できれば得点源になるところなので、しっかり解き方を押さえておきたい。
それではみなさん、ご安全に!