【仕事】決算書2 損益計算書(PL) 営業利益率と原価率

こんばんは、アローです^^

今日は損益計算書(PL)について見ていきます。

 

PLで大事なポイントは「営業利益率」と「原価率」です。

PLとはそもそも何なのか?PLは財務3表の中で一番シンプルで理解しやすいものになっています。

 

簡単な商売を考えてみましょう。

最近話題のシャインマスカットを700円で仕入れて1000円で売る(そもそも700円で仕入れるのかはさておき、、、)。

この場合は売上高が1000円で、費用(原価)が700円、利益が300円、本当にざっくり言ってしまえば、PLはこんな感じの事を表してるだけです。

簡単でしょ?

 

営業利益率

企業は、儲けないと意味が無いですよね。儲けなければ、社員の給料も払えず、次の成長への投資もできませんし、出資している株主や銀行も困ります。

どんだけ儲かってんの?ってことを決算書から一発で見抜きたいですね。

 

儲かってるのか一発で見る方法

  1. まずは決算書の中から損益計算書(PL)を探す
  2. 一番上に「売上高」、少し下がって「営業利益」を探す
  3. 「営業利益」を「売上高」で割る
  4. 100を掛けて%に換算する

以上!

一発ですかね?一発と言っていいんじゃないですか?w

 

少し解説していきます。

 

「営業利益」というのが、企業が本業で設けた金額です。ただ、急に営業利益は1億円です、って言われても全くピンとこないですよね?個人投資家として1年で利益1億円となればとんでもなくすごいことですが、企業となるとこの1億円が良いのか悪いのかよくわかりませんね。

そこで、分かりやすくするために「営業利益」を「売上高」で割ります。それに100を掛けた数値が「営業利益率」となります。実はこれは省略されていて、正式には「売上高営業利益率」と言います。

利益額ではなく、売上に対する割合で表すことでわかりやすくなりますね。

 

売上高営業利益率ランキング(参照

 

ランキング上位をみると驚愕ですね、、、どんだけ儲けてるねん、うちの会社は一体どのへんや、、、と途方に暮れる感じです。

 

やっぱキーエンスすごいな!って感じですw

 

会社別のランキングも面白いですが、やはり業界によって様々です。業界別のランキングと比較して、見たい企業がどの辺に位置しているのか見るのも面白いと思います。

 

業界別ランキング 一例(参照

 

 

ざっくりでも良いので、金融や不動産は高くて卸売業などは低い、というように業界別のある程度の水準がわかっていると良いですね。

 

このように、企業の成績がわかるのが営業利益率です。

 

 

原価率

原価率とは、売上高に占める原価の割合のことです。

 

原価率を一発で見る方法

  1. まずは決算書の中から損益計算書(PL)を探す
  2. 一番上に「売上高」、すぐ下の「売上原価」を探す
  3. 「売上原価」を「売上高」で割る
  4. 100を掛けて%に換算する

以上!

 

同じ売価5000円の靴を作るのにA社は4,000円掛かっているけど、B社は500円しか掛かっていない場合、B社の方が良い感じですよね。ただし、B社の方が利益は大きいけれど、材料費をケチりすぎて同じ靴のように見えて壊れやすい、とかあったら考え方が難しいですね。

原価率は、企業としてバランスが難しいみたいです。

 

業種ごとにかなり傾向が変わってきます。車とかのメーカーはどうしても原価率が高くなりがちですが、IT関連は材料費などが掛からないので原価率は低くなりがちです。

業種平均をざっくり見て、調べたい会社がどれくらいの位置にいるのか確認しましょう。

 

 

 

 

PLはざっくり言うと、一番上の売上高から費用を引いたり、収益を足したりして最後に残った金額が最終利益です、って感じです。

 

ただ、ちょっとややこしく見えるのが、PLには売上高から引いたり足したりしていく利益に5種類もあるというところです。

 

この5種類の利益については、次回!!

 

それではみなさん、ご安全に!

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