こんばんは、アローです^^
コミュニケーションにおいて、相手を十分に理解するため、信頼関係を築くため、更には相手の得意能力を発揮させるためには、相手を「観察」することが重要!
同じことを言ったとしても、相手のタイプによって受け止め方は全く違ったりする。
今日は、コミュニケーションにおける4つのタイプを紹介する。
一概に、人を簡単にタイプ分けすることは難しいが、ある程度の傾向を知っているだけで、相手とのコミュニケーションの幅が広がる。
タイプ分けは決定的なものではなく、あくまでコミュニケーションの可能性を広げるための視点の一つ。
価値観が多様化している今、相手を観察し、それによって生まれる関係構築力が求められている。
4つのタイプ
コントローラー
人から指示されることを嫌うトップダウン型リーダー。
最も重要視するのは、自分が物事を「判断」できる環境にあるかどうか。
決断力がある。
このタイプが上司の場合、部下からの報連相が少なく判断する情報が無いと、イライラするかもしれない。
逆に部下がこのタイプであれば、上司は「判断」する機会を奪ってはいけない。
部下は黙って任せて欲しいと思っているはず。
サポーター
ビジネスよりも人優先で、「和」を重んじる気配り上手。
いわゆるいい人。人を援助することを好んで、協力関係を大事にする。
また、人の立場に立って物事を見ることが上手。
円滑な人間関係の中で、合意を得ながら進めていくタイプ。
自身の感情は抑えがちで、自分から提案することはあまりない。
とはいえ、コントローラーとは違い、丸投げされることを嫌う傾向がある。
周りとの関係の中で「合意」を取りながら進めていきたいタイプなので、丸投げされると孤独感や不安感によって行動が止まってしまうことも。
プロモーター
注目こそがやる気の源泉、エネルギッシュなアイデアマン。
人から注目されることを好んで、人に「影響」を与えることを大切にしている。
モチベーションの一つは、新しいアイデアを出す、とかまだ誰もやったことないような領域に踏み入れること。
そのため、部下がプロモーターの場合、承認で伸ばすことが有効。
「がんばってるね」などの前向きな承認を受けることで、更に伸びる。
コントローラーと同様、仕事を任せられたいという傾向があるが、コントローラーと違ってそのプロセスも見て欲しい。
アナライザー
客観的な視点で問題解決を行う完全主義者。
行動の前に多くの情報を集めて「正確」でありたいタイプ。
アナライザーと何か話し合う時は、裏付けのある客観的な情報があるとよい。
仕事を任せるときは、考える時間も十分に与えて、自分のペースで進められる環境を整えてあげることが大事。
タイプ別コミュニケーション
コントローラーと関わる場合
コントローラーは人を寄せ付けない雰囲気があり、上下関係などをはっきりさせたがる傾向がある。
そんなタイプではあるが、他人と意見を交換する時、それが自分の考えを否定するような意見であったとしても、より良い「判断」をするための材料であると思ったら、真剣に聞いてくれる。
また、物事の結果に関心が強く、プロセスへの関心は薄い。
更には人の内面への関心が薄く、人の気持ちや感情に気づきにくい。
なかなか他人との信頼関係が築きにくいタイプだが、自分の懐に素直な態度で飛び込んでくる人には、あっさり心を開くことがある。
サポーターと関わる場合
「いい人」なので、自分の意見と違うことをアウトプットする可能性がある。
そのため、関わる時は話しやすい環境を作ってあげることが肝。
話を聞くときは、結論だけではなくプロセスも聞いてあげるようにすべき。
プロセスを聞いてもらうことで、自分がどれだけ貢献しているかを確認できる。
その貢献に対して「ありがとう」などの承認を与えられるとさらに力を発揮できる。
一方で、話しにくい環境下でも、サポーターは我慢強いため、あまり不満を口に出さない。
でもそんな状態が続くと、不満が蓄積して突然爆発する可能性もある。
そうならないためにも、日ごろからサポーターに関心を持って認めていることを頻繁に示すべき。
本来は全タイプに同じことが言えるが、特にサポーターにはねぎらいや感謝の言葉を掛けてあげるよう努力すべき。
プロモーターと関わる場合
「影響」を与えたいプロモーターには、とにかく明確に反応してあげることが大事。
面白いことや楽しいことが好きでアイデアが豊富。
自由に働くことで持ち味を発揮していくタイプ。
逆に気分が乗っているときにいろいろ口出しされるとモチベーションが下がりがち。
特に、部下がプロモーターの場合、何かミスした時に必要以上に上司が介入するとモチベーションが下がって動きが止まってしまう恐れがある。
多少のミスには寛容になって、「お前に任せる」というスタンスを取ることが相手の成長に繋がることも頭に入れながら接するべし。
行動が長続きしない傾向もあるので、ある程度フォローすることも大事。
アナライザーと関わる場合
アナライザーとコミュニケーションするときは、時間をかけて情報を整理していく必要がある。
焦る気持ちもあるかもしれないが、アナライザーの客観的な論理は時間をかけてじっくり生まれた貴重な情報であることを忘れてはいけない。
威圧的にならず、「待つ」ことを心掛けるべし。
また、褒めるときには事実に基づいて具体的に褒めるのが効果的である。
逆に、すごいね、など漠然とした褒め方では、不信感を持たれる可能性がある、、、。
4つのタイプには優劣が無く、全員がこのタイプに当てはまるわけではない。
あくまでコミュニケーションツールの一つとして活用すべき。
それではみなさん、ご安全に!