こんばんは、アローです^^
今日も聞くことについて。
相手が話しているとき、聞き手である自分は集中して話を聞いているように振舞っているはず。
でも、ほとんどの場合、無意識のうちに「次に自分は何を話そうかな」って考えている。
例えば、部下が営業先から帰ってきて、上司に報告を始めたとする。
その時に上司が部下の話をさえぎって「で、結局今日はいくら売れたの?」って聞いたらどうなるか、、、。
部下は、自分の話を最後まで聞いてもらえない、自分の話を大事に思ってない、と感じるはず。
話を聞いてもらえないということは、単に発した言葉が相手に伝わらないとい事だけじゃなく、それを発している人の意思も伝わっていないということになる。
少し言い方を変えれば、自分の存在そのものが否定されたような感覚が浮上してしまう可能性がある。
この時の部下の思考
1、話を聞いてもらえていないんやな
2、自分の言っていることは重要視されてないんやな
3、自分は大切な存在ではない
4、ここにいていいんか?
5、ここにはいないほうがいいかもしれん、、、。
6、孤立感
ただ部下の話をさえぎっただけにもかかわらず、ここまで発展するともう最悪の状態、、、。
ここまで深く考える人なんかおらんやろって思うかもしれんが、最悪のパターンまで深く悩んでしまうネガティブな人間は多数存在する。
相手の話を聞いてあげることで、相手の「自己効力感」というのを高めてあげる必要がある。自己効力感というのは、自分が相手に影響を及ぼすことが可能であるという感覚のこと。
相手の自己効力感を高めるためには、まずは関心を持って聞くことが第一歩。
当たり前の事かもしれないが、関心を持って聞いてあげるという姿勢が何より大切。
聞く内容は同じやとしても、そこに興味と関心が伴っているかどうかで、相手が「聞いてもらえた!」と感じる度合いが全く違ってくる。
聞いているか、15のチェックポイント
ここで、人の話を聞くときにどれくらい「聞いて」いるのかをチェックしてみる。
当てはまるものにチェックしていく。
- 人が話しているときは、うなずいたり、微笑んだりして興味を示し、相手の話を促す
- 興味の有無にかかわらず、人の話を聞くときには注意を払って聞いている
- 話し手が使う言葉のチョイスなどの伝える能力について、評価を加えながら聞くことはない
- 騒がしい場所などにいるときは、「静かな場所に移動しよう」と提案するなど、話を聞くときは、気が散るような状況や場所を避けている
- 話しかけられたら自分のやっていることを脇に置いて、相手に完全に注意を向けている
- 人が話しているときには、相手が全部話し終わるまで時間を取っている。途中で口を挟んだり、相手が言おうとしていることを先に口走ったり、いきなり結論に飛びついたりするような事はしていない
- 自分と考えの違う人の話でも、まず聞くようにしている。
- 誰かの話を聞いているときや講義に参加しているときなど、別の事を考えずに集中している
- 話を聞いているときは、相手が何を伝えようとしているのか全部理解しようとしている
- わからないことがある時は、理解しているふりをせず、質問している
- 相手が話している間は、自分が何を話そうかということは脇に置いて聞いている
- 何かが抜けていたいたり、矛盾があると感じたときは、直接質問して相手の考えをはっきり説明してもらうようにしている
- 聞いてもわからないときは、話し手にそう伝えている
- 話を聞いているときは相手の立場に立ち、相手の視点から物を見るようにしている
- 会話の最中、正しく理解できているかどうか確認するために、相手の言ったことを自分の言葉で繰り返すことがある
チェックの数が多いほど、人の話を「聞いている」と言える。
チェックが少ない場合、相手は「話を聞いてもらえてない」と感じている可能性があるので、気を付けるべし!
それではみなさん、ご安全に!