【簿記3級】㉔試算表(実践)

こんばんは、アローです^^

 

今回は試算表の実践問題を解いていく。

本試験で出てくるレベルなので気合い入れていくべし。

例題を一問解いて終了!

【例題】次の資料1と資料2を元に8月末の合計残高試算表と売掛金および買掛金の各明細表を作成せよ。なお、売上と仕入はすべて掛けで行なっている。また、銀行との当座借越契約は限度額1,000,000円にて結んでいる。

■資料1:合計試算表

 

■資料2:月末までの取引

26日

・売上:A社 230,000円 、B社 160,000円

・仕入:C社 130,000円 、D社 250,000円

・A社から売掛代金としてA社振り出しの約束手形260,000円を受け取った。

・E社の買掛金の一部を支払うために約束手形160,000円を振り出した。

28日

・仕入:C社 190,000円 、E社 160,000円

・F社から売掛代金100,000円が当座預金に振り込まれた。

・C社の買掛金のうち300,000円を小切手で支払った。

・給料260,000円について、従業員負担の社会保険料10,000を差し引いた金額を現金で支払った。

29日

・売上:F社 250,000円 、B社 190,000円

・28日にC社から仕入れた商品のうち20,000円が不良品であったため返品した。

・社会保険料20,000円を現金で納付した。なお、そのうち10,000円は従業員負担分である。

・家賃190,000円を小切手で支払った。

30日

・売上:A社 160,000円 、B社 100,000円

・B社から売掛代金350,000円が当座預金口座に振り込まれた。

・C社に振り出した約束手形320,000円が満期を迎えたため小切手で支払った。

・借入金のうち250,000円を利息3,000円とともに小切手で支払った。

31日

・売上:F社 220,000円

・仕入:D社 160,000円 、E社 250,000円

・A社に対する売掛金のうち350,000円をA社振り出し、当社あての約束手形で受け取った。

・F社から売掛代金300,000円が当座預金口座に振り込まれた。

・保険料25,000円を現金で支払った。

・当座預金勘定の貸方残高を借入金勘定に振り替える。

■解答用紙

 

 

 

 

【解答】

まじで本試験で出るレベルの問題w

今までの学習内容が一気に押し寄せてきて困惑するが、まずは一つ一つ仕訳してみる。

各取引をちゃんと仕訳し、丁寧に落とし込んでいけば解ける!あまり絶望せずに、一歩一歩着実に^^

 

最終解答は合計残高試算表と売掛金買掛金明細だが、今回は最終解答に至るまでのステップを一つ一つ見ていく。なお、売掛買掛明細を作るときは、取引先ごとに仕訳しておくべし。

■各取引の仕訳

当座借越は【簿記3級】⑥預金にて。

 

■合計残高試算表への落とし込み

8月25日時点の各勘定の借方残高および貸方残高に、仕訳したものを付け足していき、その結果を合計残高試算表に落とし込んでいく。

落とし込み終わったものは、仕訳にチェックなどをつけていく(こんな感じ↓)。

仕訳の現金勘定はすでに落とし込んだので、チェックか何かで消し込みしていく。チェックしていかないと、どれを落とし込んだかわからなくなるから必ずチェックしながらやるべし。

 

全部やるとキリがないのでとりあえず現金だけ見てみる。

期間中の現金勘定の取引は(仕訳をバーッと指でなぞりながら現金勘定を探す)、借方:ゼロ、貸方:250,000+20,000+25,000=295,000円。

これらを合計残高試算表に落とし込むと、こんな感じ↓

 

同じような流れで作成した合計試算表はコレ↓(正式解答)。

仕訳で書いたものがすべて反映されているかはチェックしていればわかる。下書きした仕訳の全てにチェックが入っているか確認すべし。

また、仕訳や落とし込みがちゃんとできていれば、借方と貸方の合計は一致する。もし一致しなければどこかで間違っている証拠。

これで合計残高試算表は完成!疲れたw

 

■売掛金、買掛金明細の作成

あとは売掛金、買掛金明細を作れば完答。

売掛金と買掛金も、仕訳時に各社の名前付きで仕訳してるので、各社の取引を合計していけば出る。

例えばA社に対する売掛金の期間中の取引は(まずは借方からバーッと見ていくべし)、借方:230,000+160,000=390,000円、貸方:260,000+350,000=610,000円となる。これに8月25日時点の分(解答用紙で与えられている金額)を差し引きすれば最終的に、420,000+390,000ー610,000=200,000(借方)。

 

同じようなやり方で登場するすべての会社を追いかけると、

これで完了!!!

 

 

 

かなりボリュームのある問題やったけど、一つ一つの取引はそんなに難しくないのでしっかり追いかければ解けるようになるはず。

初めはなかなか合わないかもしれないが、何回も練習していれば最後に貸借合計が一致することに快感を覚えるはずw

 

 

今回の記事は簿記の記事史上で一番疲れたwww

 

 

それではみなさん、ご安全に!

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